片言という場合もありますが、ほとんどの客室乗務員の方は日本語が通じます。
(少なくとも私が決まって利用している航空会社には必ずいます)。
一種の職業病なのですが、
ビジネス仕様の日本語が聞こえてくると、ついつい耳をそばだててしまう私です。
先日乗った便で、とある客室乗務員が機内食の案内をしていました。
明るい性格の方なのか、元気ハツラツな大きな声で、
遠くからでもはっきりと聞こえてきました。
正確な台詞は忘れてしまいましたが、たしかこんな内容でした。
「チキンとビーフがあります。どちらがよろしいですか。」
文字で見る限りでは、まっっっっっっったく問題ありません。
しかし、実際の音声ではちょっと違和感あり。
彼女の言い方を文字で表してみますと、、、
「チキンとぉ〜、ビーフがぁ〜 ありま〜す。
どちらがぁ〜 よろしいですかぁ〜〜〜?」
これですとね、ちょっと、私好みでないというか、
若すぎるというかですねぇ、ギャル的といいますか。。。
若すぎるというかですねぇ、ギャル的といいますか。。。
「機内で接客中の客室乗務員」という状況には
あまり好ましくないと思うんです。
あまり好ましくないと思うんです。
「エコノミーだし、機内食出してくれるんだったら、ま、そんな感じでも可」
という意見もあるかもしれませんが、
やはり客室乗務員に期待するサービスとか、印象とか、
そういうものがどうしてもあるので、いくらエコノミーでも
もうちょっとエレガントな話し方を望んでしまいます(私の場合)。
もしかすると、心の状況次第では、
この「話し方」のせいで、お客様のイライラセンサーを
ONにしてしまうことがあるかもしれません。
「話し方」って、身だしなみくらいその人の印象を決定づける
大事な要素だと思います。
で、なぜ彼女の助詞や語尾が伸びているのか、
せっかく日本語話せるのに、接客の話し方があぁなのか
勝手に悩んでみました。
はたと二点気付きました。
一つ目は、
外国語を「使って会話する」のに、話し方まで気を配るのは大変な事だ
ということ。
もう一つは、教える側の気づきです。
日本語は助詞の使い方が複雑なので、
「チキン と、ビーフ が あります。
どちら が よろしいですか。」
と、ついつい強調してしまうんですよね。
助詞を伸ばしたりはしませんが、助詞の前にわずかなポーズがあったり、
そこだけ音声が大きかったり。
しかしこれまた、文法の説明やその他いろいろの説明で手一杯で、
話し方の指導まではなかなか行き着けないですよねぇ。。。
YUMAのトレーニングでは、こういった手が届きそうで届かない部分にも
触れています。
せっかく習得した日本語、もっともっと活かしてみませんか。
台湾YUMA AZUMI
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